長寿大国の日本。健康に年を重ね、来るシニアライフに備えるには
早期からの老化対策が不可欠です
長寿大国となって久しい日本。平均寿命は女性で86.39歳、男性で79.64歳と世界でもトップクラスで、人口に占める高齢者の割合も年々増加を続けています。
ですが、平均寿命が延びると同時に寝たきりや要介護人口も同様に増え続けているということが最近の大きな問題ともなっています。
超高齢化社会を迎えた日本のこれからの課題は、いつまでも自分らしく生きられる健康寿命(日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間)を延ばすことだと言えます。
誰にでも訪れる老化。ですが「かくれ老化」の段階での初期ケアで、
そのスピードを遅らせることは可能です
人間誰しも避けては通れない「老化」。
そのおもな原因は、カラダの酸化と糖化だと言われています。
20歳を過ぎて、代謝のサイクルが遅くなってくるとカラダを保つチカラが年々弱まり、活性酸素のさびによる細胞のダメージや、糖の反応でできるAGEs(最終糖化産物)によるタンパク質の劣化などにより、老化が進んでいきます。
40代を過ぎると疲れ方や見た目の変化に年齢を感じるのはそのせいなのです。
肌や髪など目に見える変化はもちろんですが、カラダの内部では運動器や内臓など目に見えない部位の変化も静かに進行しています。
この、カラダに起きる小さな困った変化が「かくれ老化」です。
最初は小さな困った変化。ですが、年のせいと当たり前のように受け入れてしまうのはとても危険。
放置したままにしておくと、今の生活で困った現象が増えるばかりか、10年後、20年後の生活に大きな支障が出てくることにも繋がります。
特に、骨や関節などの運動器や、歯の健康などはダイレクトにQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を左右する重大な要素です。
人間誰しも避けては通れない「老化」。
けれど、いち早く「かくれ老化」を認識し、早期にセルフケアをスタートすることで、毎日を健康で生き生きと過ごすことができるばかりか、老化の進行スピードを遅らせることもできるはずです。